学習帳FIELD-L-2:添加された体 Q(√d)(その2) 添加された体 以前、Q(√d)は{1,√d}を基底とするQベクトル空間であることをQ[√d]と一致することを集合の元の比較で示しました。これと別のアプローチとして添加された体は、分数多項式に代入した形で書き下すことができます。今回は、一つの元を添加したこの表記を考えます。また、その手法で前回の別証明を与えます。 2023.07.14学習帳
素朴集合論(NST)NST-11:空っぽの集合 空集合 空集合は、元を持たない集合として定義されました。元を持たないことは、命題の「ならば」から説明でき、空集合を命題論理の言葉で明確に再定義します。この手法により、「空集合がすべての集合の部分集合」であることが説明できます。 2023.07.11素朴集合論(NST)論理学と集合論
学習帳FIELD-L-1:添加された体 Q(√d)(その1) 添加された体でイメージしやすいものでQ(√d)があります。これは、{1,√d}を基底とするQ線形空間であり、複素数のようなa+b√dの形で書けるためきれいです。しかしこれは定義から明らかではなく、証明する必要があります。 2023.07.11学習帳
学習帳RING-L-3:次元0の整域はとても単純 次元0の整域 次元0の整域 Artin環と一般の整域は次元がそれぞれ0か1以上となります。この2つを同時に満たすArtin整域は体になることを今回は考えます。そして必要な情報「次元0」と「整域」に着目することで「次元0の整域」にまで話を一般化することができます。 2023.07.07学習帳
学習帳RING-L-2:整域の局所化 商体の最小性 商体の最小性 商体は、整域の全商環でした。これは、部分間の同一視を用いることで元の整域を含む最小の体である特徴を持っています。今回は、まず商体の最小性を示します。また、整数環は標数0の体有理数体を商体としますが、異なる標数について考えられる課題をいくつか取り上げ考察します。 2023.07.04学習帳
学習帳RING-L-1:包含がなくても部分環と見たい 部分環の同一視 代数学では、直接包含関係がなくても、つながりが必要な場合があります。今回は、同型を通した部分環の同一視を考えます。 2023.07.02学習帳
素朴集合論(NST)NST-10’:2つの元の比較はどう決めるか 元の一致 元の一致 集合が一致することはよく取り上げられる中、集合の元が一致することはあまり取り上げられず、2つの元を区別できること前提によく話が進む。しかし、書き下せない集合では文字で取った元をどのように比較すればいいのだろうか。今回は、命題論理を用いて集合の元が一致することの説明を考えます。 2023.06.24素朴集合論(NST)論理学と集合論
素朴集合論(NST)NST-10:論理で集合を作る 命題論理で現れた「かつ」「または」「ならば」。これらを利用して与えられた集合から新しい集合を考えます。 2023.06.24素朴集合論(NST)論理学と集合論
素朴集合論(NST)NST-9:集合が同じとは? 集合の相等 数字が一致するなどは同じかどうかですぐわかります。では、数の集まりはどう比較すればいいでしょうか。今回は、命題の同値により集合が一致することを定義します。 2023.06.17素朴集合論(NST)論理学と集合論
素朴集合論(NST)NST-8:集合 その記法 集合は、高校数学の初めに登場し共通テスト(旧センター試験)のときだけ必要な道具になりがちです。今回は、命題論理の視点から集合の意味を考えていきます。 2023.06.09素朴集合論(NST)論理学と集合論