論理学と集合論

素朴集合論(NST)

NST-12:まるでコイントス? べき集合

べき集合 コイントスの出目は確率で2分で1となり裏表の取り方で樹形図を書くとピラミッド型のようになります。この裏表を集合の元か否かで分けていくと最終的に元の集合のすべての部分集合が末端に並びます。この部分集合多値の集まりをべき集合と呼び、新しい集合の種類として定義します。
素朴集合論(NST)

NST-11:空っぽの集合 空集合

空集合は、元を持たない集合として定義されました。元を持たないことは、命題の「ならば」から説明でき、空集合を命題論理の言葉で明確に再定義します。この手法により、「空集合がすべての集合の部分集合」であることが説明できます。
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NST-10’:2つの元の比較はどう決めるか 元の一致

元の一致 集合が一致することはよく取り上げられる中、集合の元が一致することはあまり取り上げられず、2つの元を区別できること前提によく話が進む。しかし、書き下せない集合では文字で取った元をどのように比較すればいいのだろうか。今回は、命題論理を用いて集合の元が一致することの説明を考えます。
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NST-10:論理で集合を作る

命題論理で現れた「かつ」「または」「ならば」。これらを利用して与えられた集合から新しい集合を考えます。
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NST-9:集合が同じとは? 集合の相等

数字が一致するなどは同じかどうかですぐわかります。では、数の集まりはどう比較すればいいでしょうか。今回は、命題の同値により集合が一致することを定義します。
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NST-8:集合 その記法

集合は、高校数学の初めに登場し共通テスト(旧センター試験)のときだけ必要な道具になりがちです。今回は、命題論理の視点から集合の意味を考えていきます。
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NST-7:変数の条件 全称記号・存在記号 

全称記号・存在記号 述語は関数のように、言語の代名詞のように主語を動かせる命題であった。この時、命題を真にする主語が必ず存在する命題もあればどんな主語でも偽になる恒偽命題も存在する。そこで、関数の変数に見立てて主語に条件を付けるのが「任意の~」や「~が存在する」という表現である。
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NST-6:命題を自由に 述語論理

述語論理 関数は変数と出力を持った道具である。文章では、主語に相当するものでここを代名詞に置き換えることがよくする手段である。そこで、より命題の幅を広げるために主語を動かすことで命題を関数のように扱えるようにする。これが述語であり、真偽を値として返すものである。
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NST-5:命題のイコール 同値命題

言語ではその場その場で適切な言いかえがよく使われます。英語の単語や、日本語の語彙などがそうです。それは、命題論理でも有用です。同値命題は、一見異なる性質(命題)を同じものとみなし、必要な言葉へ言い換える道具です。
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NST-4:因果関係を一気に記号で かつ・または

こんにちは!ケンけんです。前回は、2つの命題からなる含意「$\Rightarrow$」を定義しました。 今回は、命題の間の「結合」について取り扱います。 キーワード;論理積(かつ)・論理和(または) 導入 学校の活動では、他者と協力して行う...
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