2024-01

素朴集合論(NST)

NST-28:ただの写像を全単射に 自然な射影と誘導写像

自然な射影と誘導写像 商集合は、常に取ることができる全射「自然な射影」と元の写像を使った商集合からの写像「誘導写像」が取れる。この2つは、四則演算などの構造を入れた場合の準同型定理と同じ集合の同型が成り立つ。今回は、その同型とどのようにして単射になるかを考える。
素朴集合論(NST)

NST-27:ぺちゃんこにしてきれいに 同値類と商集合

こんにちは!ケンけんです。 前回は、集合をルールに従って部分集合で分ける「類別」を取り扱いました。 今回は、第2弾の主題「同値類」とそこから得られる「商集合」を取り扱います。 キーワード:同値類・商集合 導入 単射・全射の記事や前回の類別で...
素朴集合論(NST)

NST-26:集合の分類と苦難のはじまり 類別と代表系

類別と代表系 集合は部分集合を持つが、全体集合を部分集合の和集合で表現することは可能である。部分集合とその補集合の和集合が単純な例である。この考えを広げて適当な部分集合の和集合によって表現することが類別である。そして類別の仕方が表れるものとして代表系と言うものが与えられる。
学習帳

RING-L-14:整数環で見る次元と素イデアル イデアルの対応

イデアルの対応 剰余環のイデアルの特徴づけとしてよく与えられるイデアル対応原理であるが、これは素イデアルについても成立する。ここで現れる含む素イデアル全体は、ある種の閉集合として特徴を持っており素イデアル全体を位相空間となる。その特徴付けの一つとして利用できる。
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