素朴集合論(NST)

NST-17:囲むやつら 上界下界

上界下界 数の大小関係では、0<x<1の場合だとこの中身の1/2などが興味の対象だった。しかし、この範囲の外にある数たち「x <=0」・「1<=x」を観察することで範囲内の数の情報が引き出すことができる。上界と下界はそんな範囲を大小で抑える数のことである。そして、その床下と天井が上限と下限である。
学習帳

RING-L-7:剰余環によるベクトル空間 多項式環

こんにちは!ケンけんです。今回は、多項式環の剰余環が有限次元ベクトル空間になることについて勉強したので書いていきます。後半は、多項式環での組成列を少し考えます。キーワード:多項式環・剰余環必要知識:多項式環の除法定理多項式環以前の学習帳でも...
学習帳

RING-L-6:元の積をイデアルに拡張する イデアルの積

イデアルの積 イデアルの積は、元の積によって生成されるイデアルのことでした。これは、一つのイデアルだけで考えると数のべきのようなことができるが数での0<x<1での数のような振る舞いをする。これにより、自然とイデアルの降鎖が得られます。Artin環の条件などでべきが一致するケースもあります。
素朴集合論(NST)

NST-16:最大最小だけじゃない 最大最小・極大極小

こんにちは!ケンけんです。前回は大小関係の一般化「順序関係」を定めました。今回は、最大最小の一般化「最大限・最小限」と重要な情報「極大元・極小元」を考えます。キーワード:最大最小・極大極小導入前回大小関係の中で、最大値・最小値が存在する場合...
素朴集合論(NST)

NST-15:大小関係の正体 順序関係

こんにちは!ケンけんです。前回は、等号の一般化である同値関係を取り上げました。今回は、数の大小関係の正体である順序関係を取り扱います。キーワード:順序関係導入スタートはやっぱり数の大小関係です。例 NST-15-1$\mathbb{Z}$:...
学習帳

RING-L-5:環のイデアル商を加群に拡張 加群のイデアル商

こんにちは!ケンけんです。今回は、加群のイデアル商について見ていきます。キーワード:加群のイデアル商必要知識:環上の加群加群のイデアル商まずは、イデアル商を加群の場合に一般化します。問題$R$:単位的可換環 $M$:$R$-加群 $N,P ...
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FIELD-L-3:添加された体 Q(√d)(その3)

こんにちは!ケンけんです。今回は、添加された体$\mathbb{Q}(\sqrt{d})$が、ある剰余環との同型になることを考えます。キーワード:剰余環との同型必要知識:準同型定理除法公理今回示す事実は次のことです。問題$\mathbb{Q...
素朴集合論(NST)

NST-14:~~~ 同値関係 

同値関係 述語で変数が2個以上の場合n-項関係と呼んでいました。この関係に集合を被せることで様々な性質を見て取ることができる。等号・不等号・四則演算等々。そんな関係に、等号のような情報を持ち込みます。それが、命題における言いかえである同値から集合について考える同値関係です。
素朴集合論(NST)

NST-13:グラフもどき 直積集合

直積集合 縦と横に軸を取って、座標や複素平面上で曲線や面積(積分)などを考えることは解析学や幾何学では常套手段でした。では、この座標そのものを見ると2つの成分を持つ点の集合だったと見れます。直積集合はそんな座標平面などの一般化のようなものです。
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NST-12:まるでコイントス? べき集合

べき集合 コイントスの出目は確率で2分で1となり裏表の取り方で樹形図を書くとピラミッド型のようになります。この裏表を集合の元か否かで分けていくと最終的に元の集合のすべての部分集合が末端に並びます。この部分集合多値の集まりをべき集合と呼び、新しい集合の種類として定義します。
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